トランプ氏、「TRUMP」推奨で急騰｜ミームコインの最新動向

ドナルド・トランプ米大統領は24日、自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル（Truth Social）」で自身の名前を冠したトランプコイン（TRUMP）を推奨し、価格が 急上昇した。

同氏はトゥルース・ソーシャルへの投稿で、TRUMPトークンについて「とても素晴らしい」「すべての中で最高」と称賛。

この投稿を受け、 ソラナ（SOL） ブロックチェーン上に構築された暗号資産（仮想通貨）TRUMPの価格は約10%上昇し、10.9ドル（約1624円）から12ドル（約1788円）へと値を上げた。

トランプトークンの構造と批判

TRUMPトークンは総供給量が10億トークンと設定されており、そのうち2億トークンが一般に公開されている。残りの8億トークンはトランプ氏に関連する企業が保有しており、この構造が議論の的となっている。

トランプ氏が自身に直接利益をもたらす仮想通貨を推奨したことに対しては、ソーシャルメディア上で批判が相次いだ。一部のユーザーからは「ポンプ・アンド・ダンプ（価格操作）」ではないかとの疑念も提起されている。

さらに、トランプ氏の妻メラニア氏に関連するメラニアコイン（MELANIA）も登場し、市場の変動性に拍車をかけている状況だ。

有名人による仮想通貨推奨の影響力

有名人による仮想通貨の推奨は、市場に大きな影響を与えることが知られている。過去にはイーロン・マスク氏の ドージコイン（DOGE） 支持が価格を急騰させた事例もあり、ソーシャルメディアを通じた有名人の発言が投機的なミームコイン市場に与える影響力の大きさを示している。

この状況を受け、高官による同様の金融活動を制限する法案の議論も始まっている。政府高官が個人的な金融利益のために公的な立場を利用することへの規制強化を求める声も高まっている。

仮想通貨市場は依然として規制が限定的な環境であり、有名人の発言や行動が市場に与える影響について、投資家は慎重な判断が求められる状況が続いている。

ミームコイン市場の新たな潮流

ミームコイン 市場が活況を呈する中、AI技術を取り入れた革新的な仮想通貨「MIND of Pepe（MIND）」も投資家の間で急速に関心を集めている。イーサリアムブロックチェーン上に構築された同コインは、自己進化型AIエージェントを特徴としており、市場トレンドの分析や新トークンの発行、MINDトークン保有者への独占的な洞察提供などの機能を備えている。

2025年1月に発足したMIND of Pepeは、現在プレセール段階にあるにもかかわらず、すでに739万ドル（約11億円）以上の資金を調達。これは、AIを活用したミームコインという新しいコンセプトに対する投資家の強い関心を反映している。

MIND of Pepeの総供給量は10兆101億トークンで、開発、AI運用、マーケティング、報酬、取引所上場などに配分されている。プレセールは70段階で構成されており、各段階の目標達成に伴いトークン価格が上昇する仕組みだ。

仮想通貨市場の変動性が高まる中、AIの洞察力を活かした投資戦略を提供するこのようなミームコインは、投資家にとって新たな選択肢となりつつある。

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