世界初のXRP ETFがブラジルで取引開始、米国に先駆けて実現
初のXRP ETFがブラジルで上場
仮想通貨XRPに連動する初のETF(上場投資信託)が、米国ではなくブラジルで正式に取引を開始した。
ブラジルの資産運用会社 Hashdex (ハッシュデックス)と Genial Investimentos (ジーニアル・インベストメント)が運営するこのETF「XRPH11」は、 サンパウロ証券取引所 (B3)に上場され、規制当局の承認も得ている。
XRPH11は、Nasdaq XRP Reference Price Indexに連動し、資産の95%以上をXRPまたは関連金融商品に投資する設計となっている。これにより、一般投資家や大口投資家が直接XRPを保有することなく、規制された形でXRP市場にアクセスできる。Hashdexは今回のローンチを「世界初のXRP ETF」と位置づけ、ブラジル市場における仮想通貨商品の拡大を強調した。XRPH11はHashdexにとってブラジルで9番目、世界で33番目の仮想通貨ETFであり、同社の取り組みを象徴するものとなっている。
一方、米国ではグレースケール(Grayscale)やフランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)がXRP ETFの申請をしているが、 SEC (米証券取引委員会)の承認待ちの状態が続いている。SECとの訴訟問題も影響しており、米国でのXRP ETF上場は未だ実現していない。
市場の関心高まる中、XRPの未来に期待
4月18日時点で、XRPに特化したETPの運用資産は9億5,000万ドル(約1,357億円)に達している。他の仮想通貨ファンドを上回る資金流入が続いており、投資家の関心の高さがうかがえる。
また、JPモルガンはXRP関連商品が最大80億ドル(約1兆円)の収益を生み出す可能性があると予測している。これは現在の規模の約8倍に相当する。現在、XRP価格は2.20ドル前後で推移しており、ETFニュースに対して大きな価格反応は見られていない。ただし、将来的に米国でXRP ETFが承認されれば、価格急騰の可能性も指摘されている。
リップル社のブラッド・ガーリングハウス(Brad Garlinghouse)CEOは、機関投資家と個人投資家の需要増加を背景に、XRP ETFの実現は「必然」であるとの見解を示している。さらに、米国での仮想通貨政策の変化や、 CMEグループ によるXRP先物取引開始の動きも、今後のXRP市場に追い風となる可能性がある。
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