セルビアのフィリップ王子、ビットコインは抑制されていると指摘し大規模な急騰を予想
セルビアおよび旧ユーゴスラビアの世襲王子フィリップ・カラジョルジェヴィチ氏によれば、今後の「オメガキャンドル」ラリーを前に、ビットコイン価格の上昇は抑制される可能性があるという。
4月24日に配信された「シンプリー・ビットコイン」との インタビュー で、フィリップ氏は一部の市場参加者がビットコイン(BTC)の値動きを抑えている可能性があると語った。
「人々はある程度、市場を操作することができる」と同氏は述べた。「2021年の相場では、価格が大きく跳ね上がるのを抑制する要因があったかもしれない。同じことが2025年にも起きるかもしれないが、いずれビットコイン価格が抑えきれなくなる瞬間が訪れるだろう」
さらにフィリップ氏は、ビットコインは本質的にデフレ性を持つ資産であり、その価値は「時間とともに常に上昇する」と強調した。
同氏は、ビットコイン支持者でありJan3のCEOであるサムソン・モウ氏が広めた「オメガキャンドル」という概念に言及した。この理論では、ビットコインが10万ドルに達した後、その成長曲線が爆発的に加速するとされている。
モウ氏は2024年11月のコインテレグラフ独占インタビューで次のように語っている。
「1日に1万ドル上がるか、1万ドル下がるかという局面が訪れる。そしてそれが“ゴッドキャンドル”だ。その後に現れるのが“オメガキャンドル”で、これは1日ごとに10万ドル単位で動くような展開を意味する」
モウ氏によれば、ビットコインの成長を後押ししている要因には、伝統的な金融システムへの不信感の高まりがあるという。
ETF流入とマクロ経済の安定が勢いを後押し
ビットコイン価格は過去1週間で9%超回復した。これは、米国の現物ビットコインETFが4月23日までの3日間で計22億ドル相当のビットコインを取得したことと一致していると、Farside Investorsのデータが示している。
ビットフィネックスのアナリストはコインテレグラフに対し、以下のように述べた。
「ビットコインの値動きは、株式やドルとの相対的な強さの見通しと一致しており、マクロ環境の安定、ETFへの強い資金流入、米連邦準備制度理事会(FRB)が経済指標の鈍化を受けて柔軟な金融政策を維持するとの期待が、ビットコインの上昇を後押ししている」
アナリストらは、もし決算シーズン中に株式市場が上昇を続ければ、ビットコインにもさらなる上昇余地があると指摘する一方で、「マクロ経済の不確実性が依然として高いため、広範な上昇は限定される可能性がある」とも述べた。
株式および仮想通貨の投資家は、米国での景気後退(リセッション)入りの懸念も抱えている。JPモルガンは、2025年に米国がリセッションに陥る確率を60%と予測しており、その要因としてトランプ大統領による中国への145%の関税が「成長に対する重大な脅威」となっていることを挙げている。
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