リップル(XRP)、規制不安で価格急落|5日間の上昇を終える
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リップル(XRP)の価格は16日、約8%の急落を記録し、5日間にわたる連続上昇を 終えた 。
先週、XRPは米国証券取引委員会(SEC)との法的闘争を背景に楽観的な見通しに支えられ、急速に価格が上昇した。
特に、SECがXRPを商品として分類する可能性が報じられたことが好材料となり、投資家心理を刺激した。
しかし、このポジティブな動きは一時的なもので、予期しない規制の発表が価格下落を引き起こした。
SECの新たな発表が影響
2025年3月14日、SECが アルトコイン ETFの承認プロセスを一時停止する決定を発表した。
これにより、 イーサリアム を含む複数のアルトコイン、特にETF申請が進行中である暗号資産(仮想通貨)の価格が下落した。
XRPもその影響を受け、金曜日のピーク価格2.49ドルから16日には2.29ドルにまで下落。
この動きにより、5日間の上昇を止める形となった。
SECの決定は、XRP価格の変動に直接的な影響を与えたと考えられている。
SECがXRPの分類を変更する可能性が浮上した一方で、その後の規制に対する不透明感が市場に不安を生じさせた。
これにより、価格上昇に対する期待感が一転し、XRPは下落に転じた。
デリバティブ市場の反応と今後の見通し
価格が急落する中でも、XRPのデリバティブ市場には依然として強気の兆しが見られる。
仮想通貨分析企業Coinglassのデータによると、XRPの取引量は12.11%増加し、60.5億ドルに達している。
価格の下落にも関わらず、活発な取引が続いていることが確認された。
さらに、XRPのオープンインタレストは6.70%減少したものの、依然として31.4億ドル規模のレバレッジポジションが存在しており、今後の価格回復に向けたポジションの調整が進んでいる可能性がある。
【3月17日最新】リップル(XRP)の価格分析
リップル(XRP) の価格は、2024年11月以降、ビットコインの強気相場に引っ張られる形で顕著な上昇を見せた。

特に2023年8月のゴールデンクロスを契機に、週足チャートで上昇トレンドに突入した。
これにより、長期的な買い相場に入ったと予測される。
特筆すべきは、2024年11月からの急激な価格上昇で、2ヶ月間で約5.5倍の上昇を達成した点だ。
しかし現在、XRPの価格は過熱感が強く、100週移動平均線との乖離が拡大している。このままでは、調整局面が訪れる可能性が高い。
特に、1月の実体で1.78ドルを割ると、調整が進み1ドル前後への下落も想定される。
過去の価格動向を鑑みると、現在の急激な上昇には調整が必要なタイミングであることは明白だ。
日足チャートでは、2024年2月下旬にデッドクロスが発生したが、その後は1.90ドル付近で反発し、買い支えが強いことも確認されている。
このことから、現在の価格は一定のサポートを得ているが、今後の価格動向においても注目すべきポイントがいくつかある。
まず、上昇を続けるためには直近高値である2.64ドルを日足実体で突破することが鍵となる。この水準を突破すれば、さらに買いが加速するだろう。
一方で、警戒すべきポイントは1.90ドルで、ここを下抜けると短期的な調整が続く可能性が高い。
これらの重要なラインを踏まえつつ、XRPの今後の価格動向を注視する必要がある。
リップル(XRP)相場の展望(要点)
- XRPは過熱感が強く、今後調整局面が訪れる可能性もある。
- 1.78ドルのサポートラインを週足実体で割り込むと、1ドル前後までの下落が予測される。
- 日足実体で2.64ドルを突破すれば、上昇トレンドが再開する見込み。
- 日足実体で1.90ドルのサポートラインを下回ると、短期的な調整が続く可能性が高い。
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