「LOCKON」関連会社Gaia、暗号資産レンディングサービス「貸とく」リリース
Gaiaが暗号資産レンディングサービス「貸とく」リリース
Gaia(ガイア)が、暗号資産(仮想通貨)レンディングプラットフォーム「貸とく」の正式リリースを2月18日に発表した。
なおGaiaは、日本人創業メンバーが開発を進めるDeFi(分散型金融)プロジェクト「LOCKON(ロックオン)」の関連会社で、日本での開発を担当する企業。
「貸とく」は、利用者が保有する暗号資産を一定期間貸し出すことで、利息を受け取れる、暗号資産のレンディングサービスだ。対象は個人および法人とのこと。
ユーザーは暗号資産を「貸し手」として「貸とく」に貸し出すことで、Gaiaは借り入れた暗号資産をDeFiで運用。ユーザーは貸出しの利息として「貸借報酬」が受け取れる仕組みとなっている。
この報酬は、毎月月初に前月分が計算されるとのこと。貸出し終了時となる元本の返還時に、貸出した元本と同時に「貸借報酬」が付与されるという。報酬は自動的に申込数量へ組み込まれる仕組みになっており、複利での資産運用が可能とのこと。なお対象資産・市場状況により変動するが、最大年利は11%になるという。
また同サービスは、返還申請が行われない限り自動更新されるとのこと。返還申請を行った場合、申請された資産は申請月の末日まで運用され、翌月の5営業日以内に返還されるという。
契約期間は毎月の初日から末日までの1ヵ月間(月中にご契約したユーザーは貸出し日から翌月末日までの期間)となり、返還申請がない場合には契約は1ヵ月毎に自動で更新されるとのこと。原則として中途解約・解除は受け付けていないとのことだ。
「貸とく」の対応銘柄は、USDC、USDT、DAI、WBTC、WETHとのこと。対応チェーンはUSDCおよびUSDTがポリゴン(Polygon)、アービトラム(Arbitrum)、イーサリアム(Ethereum)。DAIはポリゴンとイーサリアム。WBTCとWETHはアービトラムとイーサリアムになる。なお対応暗号資産は順次拡大予定とのこと。
また各銘柄の最低貸出数量は、10,000USDC、10,000USDT、10,000DAI、0.06WBTC、2WETHとのことだ。
「LOCKON」は、web3オンチェーンデータ分析に伝統的金融のインデックス運用の要素を組み合わせた暗号資産の資産運用を提供するDeFiプロトコル。ブロックチェーン上の全取引を解析し、中長期的に安定した利益を上げつつ、適切なリスクヘッジを行っているウォレットアドレスを特定。これらのデータに基づき、ユーザーのリスク許容度に応じた複数のインデックスを構築している。ユーザーはオファリングされたインデックストークンを保有することで資産運用が可能となり、複雑な取引を行わずとも、データドリブンな投資戦略の恩恵が受けられる。
なお「LOCKON」の投資家には、本田圭佑氏のKSK Angel FundやCega Finance(セガファイナンス)共同創業者兼元CEOである豊崎亜里紗氏、クリプトゲームス代表取締役の小澤孝太氏の他、三井住友海上キャピタル、FlickShot(フリックショット)、YT Fund(YTファンド)、Arriba Studio(アリーバスタジオ)、Hyperithm(ハイパーリズム)、FOUR SIS CO.(フォーシスアンドカンパニー)、グローバル・ブレインなどがいる。
参考: 貸しとく
画像:iStocks/namaki・Ninja-Studio
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この記事の著者・インタビューイ
大津賀新也
「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。
「あたらしい経済」編集部
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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。
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