米大統領選トランプ当確受けビットコインが最高値更新、暗号資産関連銘柄に恩恵も
BTCがオールタイムハイ
2024年米大統領選にて、ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が当選確実となったことを受け、ビットコインの価格が史上最高値を記録し、その他の暗号資産(仮想通貨)関連株の値動きにも影響が見られた。
11月7日9:24時点でビットコイン価格は約76,509ドル(約1,181万円)になり史上最高値を更新した。なお記事執筆時点(2024年11月7日12:00)では約75,170ドル(約1,160万円)となっている(tradingview Coinbaseチャート調べ)。
アルトコインにも好影響
またトランプ氏の当確は、アルトコインにも好影響を及ぼした。
ソラナ(SOL)は、米資産運用会社ヴァンエック(VanEck)とスイス拠点の資産運用会社21シェアーズ(21Shares)が申請中のソラナETF承認への期待の高まりを受けたのか、24時間で5.13%上昇。記事執筆時点で約190ドル(約29,338円)の値を付けている。
またトランプ氏の熱心な支持者として知られるイーロン・マスク(Elon Musk)氏が公に推しているドージ(DOGE)も上昇。1週間で約15%上昇し、1カ月で約78%の上昇を見せ、記事執筆時点での価格は約0.19ドル(約29円)だ(ソラナ、ドージともにコインマーケットキャップ調べ)。
暗号資産関連企業株価にも影響
さらに今回のニュースは暗号資産関連企業の株価にも影響を与えた。
ビットコインの購入を積極的に進めている米ナスダック上場企業マイクロストラテジー(MicroStrategy)の株価は24時間で+30.01ドル(13.17%上昇)の257.81ドル(約39,804円)を付けた。
また大手暗号取引所コインベース(Coinbase)の株価は24時間で+60.35ドル (31.11%上昇)の254.31ドル(約39,259円)となった。
コインベースは昨年8月、暗号資産業界の権利を擁護する非営利団体「スタンド・ウィズ・クリプト(Stand With Crypto)」を立ち上げた。
「スタンド・ウィズ・クリプト」は、暗号資産やブロックチェーンに友好的な政治家を支援するために新たな政治活動委員会(PAC)を立ち上げており、全米で98万人以上の支持者を集め、独自のPACを通じて8,700 万ドル超の資金を調達、各州から連邦議会選に出馬している候補を党派を問わず支持していた。
コインベースはまた、今年6月に暗号資産による政治資金管理団体フェアシェイク(Fairshake)に2,500万ドル(39億円相当)を寄付していた。
参考: tradingview Coinbase
画像:Reuters
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あたらしい経済 編集部
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