クラーケン、豪州ホールセール顧客向けに暗号資産デリバティブ提供開始
Krakenが暗号資産デリバティブ提供開始
米大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)が、豪州のホールセール()顧客向けに、暗号資産デリバティブ取引サービスを提供開始したと11月3日発表した。
これにより対象ユーザーは、現物の暗号資産を保有せずに、暗号資産の価格に連動したエクスポージャーを取得できるとのこと。なお今回のサービスは、豪州の金融サービス認可ブローカーを通じて提供されているという。
今年7月にクラーケンは、豪州の機関投資家向けにカストディソリューションを提供開始している。このカストディソリューションは、クラーケンによる機関投資家向けブランド「クラーケン・インスティテューショナル(Kraken Institutional)」によるものだ。
またオーストラリア証券投資委員会(ASIC)は昨年9月に、クラーケンの豪州向けサービスを提供するビットトレード(Bit Trade Pty Ltd)に対し、設計・販売義務(DDO)違反を理由に民事罰手続きを開始している。
ASICは、ビットトレードが証拠金取引商品を提供する際、ターゲット市場を適切に設定せず、2022年6月の警告後も違反行為を継続したと指摘。2021年10月以降、少なくとも1,160人の豪州ユーザーがこの商品を利用し、総額約1,295万ドル(約19億円)の損失を被ったとASICは主張した。
参考: クラーケン
画像:iStock/werbeantrieb
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この記事の著者・インタビューイ
一本寿和
「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。
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