電気自動車メーカーのテスラが10月15日に全てのビットコインを未確認のウォレットに 移動した にもかかわらず、依然として7億8000万ドル相当のビットコインを保有している可能性がある。

「先週報告したテスラのウォレットの動きは、テスラがビットコインを依然として保有しているウォレットのローテーションであると考えている」と、アーカム・インテリジェンスが 10月22日のXポスト で語った。

テスラは10月15日に1万1509BTCを7つのウォレットに分割し、それぞれ1100BTCから2200BTCを保有しているとアーカムは指摘している。

ウォレットアドレス「1Fnhp」と「1LERL」は、それぞれ1億4220万ドルと1億2810万ドル相当のビットコインを受け取った。

この大規模な移動は、潜在的な市場の暴落への懸念を引き起こし、Xなどのソーシャルメディアプラットフォームで不安を煽った。

しかし、アーカムのデータによれば、10月15日以降、これらのウォレットはビットコインを動かしていない。また、ビットコインの価格にも影響は出ておらず、テスラの移動から5%上昇し、10月21日には6万9220ドルに達した。その後、ビットコインは2.3%下落し6万7600ドルとなった。

テスラがなぜこれらの移動を行ったのかは明確ではない。アーカムによれば、一部のウォッチャーが、これらの資金がカストディアンに移動している可能性があり、億万長者イーロン・マスク氏の企業がビットコインを担保にして融資を受けるのではないかと推測している。

テスラは現在、コインベース・プライム・カストディを使用してビットコインを保管している。

テスラの経営陣は、10月23日に予定されている第3四半期の決算発表でビットコインに関する計画を明らかにする可能性がある。

アーカムの分析が正しければ、テスラはビジネスインテリジェンス企業のマイクロストラテジーやビットコインマイナーのマラソン・デジタル、ライオット・プラットフォームに次ぐ、 4番目 に大きな企業ビットコイン保有企業だ。マスク氏の宇宙船製造事業であるスペースXは、8285BTCを保有しており、5億6000万ドル相当で、民間企業としては7番目に大きなビットコイン保有量だ。

テスラは2021年2月に初めてビットコインを 購入し 、15億ドル相当の仮想通貨を取得した。テスラのCEOであるイーロン・マスク氏は、2021年3月に一時的にビットコインを同社の車両の支払いとして 受け入れた が、数週間後にその決定を撤回した。

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