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LINEとカカオ、新チェーン「Kaia」のメインネット公開

LINEとカカオ、新チェーン「Kaia」のメインネット公開

CryptoNewsCryptoNews2024/08/30 10:45
著者:Naoki Saito | 監修: Shunsuke S.Shunsuke S.

アジアの2大メッセンジャーアプリであるLINEとカカオは28日、新たなレイヤー1ブロックチェーン「Kaia」のメインネットを 公開した。

同チェーンは、LINEが開発したFinschia(フィンシア)とカカオが開発したKlaytn(クレイ)が合併して立ち上がったブロックチェーンだ。

ユーザーは高速かつ低コストで取引が可能で、メッセンジャーアプリからWeb3.0アプリケーションへのアクセスが容易になることを目指しているという。

メインネット上には、すでに8500万ドル(約120億円)以上の資金が 集まっている。

テレグラム風のアプリ構築を支援


Kaiaは、開発者がLINEアプリ上にミニ分散型アプリケーション(dApps)の作成が可能になる「NEXT WEBソフトウェア開発キット(SDK)」を提供する。

これにより、「テレグラム風のネイティブアプリ統合」を実現するという。

テレグラムは、月間ユーザー数が約10億人を誇る大手メッセンジャーアプリだ。

近年、テレグラムからThe Open Network(TON)上に立ち上げられたアプリ(ゲームや金融)へのアクセスが容易になっており、ユーザー数や入金額が急速な成長を見せている。

関連: テレグラム、ゲーム利用者が年初から20倍に|TONが成長支援

Kaiaにおいても、LINEとカカオを合わせて2億5000万人といわれるユーザーへ、Web3.0アプリケーションの利用を促進することを目的としている。

開発者支援プログラムも実施


また、メインネットの立ち上げに際し、開発者支援プログラム「Kaia Wave」も開始する。

「NEXT WEB SDK」を使用してアプリ開発を行うチームは、チームごとに120万ドル(約1億7000万円)相当の支援(マーケティング、技術、ビジネスサポートなど)を受けることができる。

さらに、将来の 暗号資産(仮想通貨) の生成イベント(TGE)や流動性サポートも行うという。

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