バイナンス、インド金融規制当局への登録完了を報告。正式に再参入へ
バイナンスがインドへ再参入
大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、インドの金融情報機関(FIU-IND)への登録を完了させたと8月15日報告した。
バイナンスは発表にて、同社のウェブサイト及びアプリケーションが現在、インドユーザー向けに完全に提供されていると報告している。
また今回の登録は、バイナンスにとってグローバルでの規制上の19番目の節目になったという。「FIU-INDへの登録は、バイナンスがインドだけでなく、他のどの司法管轄区でもアンチマネーロンダリング(AML)基準を遵守するというコミットメントを強調するものだ」とバイナンスは説明している。
バイナンスの現最高経営責任者(CEO)であるリチャード・テン(Richard Teng)氏は、「FIU-INDへの登録は、バイナンスの歩みにおける重要なマイルストーンだ。 インドの暗号資産(VDA : Virtual Digital Assets)市場の活力と可能性を認識し、インドの規制と整合させることで、インドのユーザーのニーズに合わせたサービスが提供できる。 当社の最先端プラットフォームをこの繁栄する市場に拡大し、インドの継続的なVDA進化を支援できることを光栄に思う」とコメントしている。
またバイナンスは同発表にてコンプライアンスの遵守についても言及。「厳格な規制へのコミットメントは、安全で透明性が高く、効率的な環境を育成するという、当社の事業戦略の基本的な部分を形成している」とテン氏は強調している。
バイナンスは昨年12月に現地規制違反を理由にインド国内での営業を禁止され、一時撤退。しかし今年5月に同国での営業再開を目指し、FIUに登録を行っていた。なお今年8月にはインドの物品サービス税情報総局(Directorate General of GST Intelligence:DGGI)より、72.2億ルピー(約126億円)の物品サービス税(GST)の支払いを求める略式命令を受けている。なおその後バイナンスは、インド金融情報機関(FIU-IND)への登録完了を8月15日に発表。今回の報告はこの動きに続くものとなった。
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参考: バイナンス
images:iStocks/Abscent84・Alex-Sholom
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この記事の著者・インタビューイ
髙橋知里
「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。
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同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
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