メタマスク、暗号資産デビットカード「MetaMask Card」試験運用開始
暗号資産対応のメタマスクカード登場
web3ウォレット「メタマスク(MetaMask)」が、暗号資産(仮想通貨)払いができるマスターカード(Mastercard)「メタマスクカード(MetaMask Card)」パイロット版の提供開始を8月14日発表した。
「メタマスクカード」はデビットカードのように機能し、支払い時には「メタマスク」ウォレット内の暗号資産を使用できるとのこと。これにより、これまで暗号資産払いの際に必要であった取引所経由の銀行への資金移動が必要なくなったという。
また「メタマスクカード」は、アップルペイ(Apple Pay)やグーグルペイ(Google Pay)とも統合されている為、ユーザーはオンラインでも店頭でもこのカードを利用できるとのこと。
なお「メタマスクカード」で利用可能な初期段階の暗号資産は、リネア(Linea)上のWETH、USDC、USDTとなっている。
現在「メタマスクカード」はパイロットプログラムとして、EU(欧州連合)及び英国の一部のユーザーに限定して提供されているが、今後は利用できる地域が増えていく予定のようだ。
「メタマスクカード」の利用対象者は、ポートフォリオ一覧表示ツール「メタマスクポートフォリオ(MetaMask Portfolio)」内の「カード(Card)」タブをクリックすると、「クリプトライフプラットフォーム(Crypto Life platform)」に自動的に移動し、「メタマスクカード」をの設定ができるとのこと。
ちなみに「クリプトライフプラットフォーム」は、英Web3フィンテック企業バーンクス(Baanx)が運営する暗号資産プラットフォームである。「メタマスクカード」は「クリプトライフプラットフォーム」を介して発行され、ユーザーはこのプラットフォーム上で同カードの設定を行うようだ。
関連ニュース
- コンセンシスが「デリゲートツールキット」提供へ、MetaMaskのユーザー体験を再構築へ
- コンセンシスがウォレットガード買収、メタマスクのセキュリティ強化に向け
- 米SECがコンセンシスを提訴、MetaMaskのスワップとステーキングの証券法違反で
- 米コンセンシス、イーサリアム(ETH)規制めぐり米SECを提訴
- マスターカード、暗号資産決済ムーンペイと提携
参考: メタマスク
images:iStocks/gazanfer・sumkinna
関連するキーワード
メタマスク、暗号資産デビットカード「MetaMask Card」試験運用開始
この記事の著者・インタビューイ
一本寿和
「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。
「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。
合わせて読みたい記事
免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。
こちらもいかがですか?
ビットコインが8万ドルに接近、先物プレミアムが急上昇
ネットワーク全体にわたる BTC 契約のオープンポジションは約 480 億米ドルで、引き続き最高値を更新し続けています
Novel Labs 創設者が今後 12 か月の暗号化開発トレンドについて語る: ETH、SOL、SUI などの DeFi ルネッサンスが到来
USDTとUSDCのステーブルコイン収益は過去7日間でそれぞれ約9,300万米ドルと2,800万米ドルに達しました